高野山の研修
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最終更新日:2015/04/24
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先週の土曜日から一泊で和歌山の高野山に行ってきました。自然大学の研修もかねて参加いたしました。 大阪の猛暑より5~6度は低いとされている高野山に 避暑もかねて 自然観察と精神修行の旅です。 世界遺産に認定されてからは 難波駅でお得な 「高野山世界遺産きっぷ」が 発売されていました。 高野山は弘法大師、空海が816年に嵯峨天皇より高野山を賜り開創されたのが金剛峰寺の始まりとされています。 その後仏教各派の修禅の大道場として栄え 総本山の外に117か所のお寺があり神秘な霊場を形成しています。 初日28日(土曜日)は難波発(09.01)に乗車=極楽橋(10.31)=高野山ケーブル高野山駅着(10.41)その後オリエンテーションがあり28名の参加者全員揃いました。次に(奥の院参道)の歴史探索でガイドさんが高野山の石造物について詳しく解説してくださいました。奥の院は1の橋から弘法大師の御廟(ゴビョウ)までの2キロの浄域です。この参道の両側には何百年も経た老杉の大木がそびえ森の魂が宿っているようでした。 その傍らには数十万基を超えるあらゆる時代の墓碑が静かに眠っていて 今の私たちを見守っているのでしょう・ 宿泊は龍泉院でお世話になりました。お風呂で汗を流した後はおいしい精進料理に舌鼓を打ちました。意外だったのは神聖な場所なのでアルコールはダメかな~と思っていましたが美味しいビールで乾杯してこれまた感激!。食事の後はムササビの観察に繰り出しました。初めての体験でわくわくドキドキです。みんなシーンとして上を見上げます。ガイドさんが「ムササビが頭を出しているよ.」と教えてくれた木を見ているとムササビが現れました。思わず「ぁ!とんだ」見事に木から木へと羽を広げて飛び移ります。こんなに間近で本物を見れたのは感動です。ムササビは ネズミ目リス科の草食動物なんと160メートルも飛べる様です。3度ほど飛ぶ様子に出会えました。満足!! 土曜日の一日は私にはハード過ぎ疲れました。5時間ぐらいは歩いたでしょうか?2万歩を超えていました。 次の日は朝早く起きて本堂のお勤めに参加しました。 荘厳な雰囲気の中お経の声とともに座禅しました。 私にとっては心の執着から解き放たれるために有意義なひと時でした。 日曜日の健脚コースは無理なのでゆったりコースを選択しました。ガイドさんが樹木医の方でいろいろな高野山の自然道を案内しながら木についても詳しく教わり勉強になりました。特にコウヤマキ植物群落保護林を案内してくださり神聖な森の中で癒されました。そのあと霊宝館に行きました。平清盛の生き血で書いたとされる曼荼羅図は迫力がありました。昼食後は金剛峰寺本坊の奉仕活動に参加して雑巾がけをみんなでしました。きれいになると自分の心も きれいになるような気がしてさっぱりしたひと時でした。これで高野山の研修は終了です。 『ありがたや 高野の山の岩かげに 大師はいまだ おわしますなる』
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